日本海側って雪が降るんですが、雪が降るというイメージで良く出てくるのが、富山県の黒部ダム。
「うわー日本海側って何メートルも積もるんじゃないか」と思いますよね。
さて今回は、石川県の冬ってどんな感じか、どのような対策をすれば良いかについてお伝えします。
石川県の冬ってどんな感じ?
石川県の冬の特徴といえば「鉛色の空」「べちゃべちゃな雪」「ブラックアイスバーン」です。一つずつ見ていきましょう。
北陸の冬はほとんどが曇り空。晴れることはごくまれで、昼夜問わず、どよーんと曇っては雪が降り曇っては雪が降りを繰り返すのが特徴です。白黒写真のようなこの空を「鉛色の空」と呼んでいます。また、雪が降るときには、大きな雷が鳴り、地元では雪を呼んでくる雷として「雪雷」と呼ばれています。
べちゃべちゃな雪とは、とても多く水分を含んでいて、パウダースノーにはほど遠い、ふわふわかき氷ぐらいの水を含んだ雪が降るのも石川県の雪の特徴です。この雪は、踏み固められることで氷のようにツルツルになってしまったり、雪かきをするときには、重くてプラスチックで出来ているスコップが折れてしまうぐらい重いんですよ。やっかいです・・・!!
ブラックアイスバーンは、めちゃくちゃかっこいい名前ですが、北陸の道にはよくあること。乾いているように見えるのに、道路の表面にうっすらと氷の膜ができていて、車で運転中にブレーキを踏むと滑り出す、、、そんな危険な道路状態のことを「ブラックアイスバーン」と言います。
11月下旬には、スノータイヤをはいておいた方がいい訳
地元の肌感覚だと北陸の秋はあっという間に過ぎてしまい、ある突然寒くなって雪が降ってくる・・・そんなイメージです。
10月の下旬から最低気温は10℃ぐらいになり、11月に入るとだんだん寒くなり、12月ごろには雪が降り始めます。
12月になったらスノータイヤに変えよう・・・なんて考えていると、雪が降ってしまい、車移動が出来なくなってしまいます。(ノーマルタイヤで雪道を走ると確実に滑って事故になります。)しかも、この時点には予約が殺到していて、どこのディーラーやオートバックス、タイヤ屋さんでも不可能です。早めの対策が必要です。
車には、スコップとスノーブラシを!
車の屋根に雪が積もったとき雪下ろしのためのスノーブラシや、車が雪にはまってしまったとき(スタック時)にはスコップが必要となりますので、車には常備しておきましょう。雪が積もったままで走ると、いきなり屋根雪が降ってきてフロントガラスを覆い、事故の原因になるんです。
2018年の大雪による国道の道路渋滞によって、法律改正があり、大雪の際はタイヤ用のチェーンが必要となる区間(石川と福井の県境等)がありますので、ご注意を!
万が一スタックして身動きがとれない場合は、JAFを呼ぼう!
石川県では主要道においてもなかなか除雪が行き届かない場合もあり、雪道はでこぼこになり、スタックしやすい状態になっています。スタックしてしまい、周りにも助けを呼べない状態になったら、無理せずにJAFを呼びましょう!命に関わる事態になることもあります!
太平洋側から来る人は、雪に対する備えを
雪に対する備えをしていなければ、車で走ることは出来なくなってしまいます。
今年の冬は大雪となるみたいですので、しっかりと備えてくださいね。